生存報告のブログを書こうと思って、チマチマ打ち始めた瞬間に衝撃的な店を見つけてしまいました。
今回のブログは生存報告と潜入報告の2本立てで参ります。あ、コヴァです。
コヴァと名古屋
そもそも定期的に名古屋に友人がいるので、定期的に飲みに行くことが多いんです。
関西からだと、車で行っても特急や新幹線で行くのと変わらないくらいの時間です。
駐車場代を加味してもたいして変わらないので、現地で自由に動けるように車で行きます。
いつも友人が当日の会場をセッティングしてくれるので、それが決定してからビジネスホテルの予約を取ります。
今回もその流れでビジネスホテルの予約を完了したことが、今回の事件の発端だったのかもしれない。
職場でも、自宅でもデュアルディスプレイで仕事をしているので、大体片面はYouTubeが流れていたり、PrimeVideoが流れていたりしています。
YouTubeは検索したデータの繁栄が早く、少し釣りの動画を見たらすぐに釣りまみれに。
そのとき、別に何も検索した覚えはないのですが、急に1つの気になる動画がオススメに上がってきました。
チャーハンじじい
いやいやいや、なんやねん。店名にじじいとか付けたらアカンて。
そういえば、20人分のまかないを淡々と作る動画をいていたことも関係していたのかもしれません。
突然現れたその動画は、朝の仕込みをして、スタッフで朝食を食べ、営業が始まる・・・という正直何の変哲もない中華屋の1日がただ流れているだけの動画でした。
ただ、無類のチャーハン好きで知られるコヴァが、そんなおもしろいものを見落とすわけもなく。
動画を見る限り、いたって普通のチャーハン。特に変わったものが入っているわけでもなく。
一見、リボルバーのシリンダーに似た形に付き固められたチャーハンがオススメのようだ。
店舗前に駐車場があり、厨房にも数人、ホールにも数人。
カウンター席が少なく、テーブルが多めの店内はファミリー層に向けた設計なのだろうか。
どんどん気になっていく「チャーハンじじい」
あれ?ハマってる?
今回の名古屋での目的地からは30分ほど離れていて、正直ついでで行くには面倒な距離。
でも、なんだろう。この胸を躍らせ、手を引かれる感覚は。
私、チャーハンじじいにハマってる?(行ったこともない状態で)
そこから数日、いつものYouTubeチャンネル巡回の合間に、なぜかついつい見てしまうチャーハンじじい。
テーマカラー?がショッキングピンクなのもアンテナ感度をフルに反応させました。
そして、名古屋へ行く前日。
ついにチャーハンじじいへの潜入を開始することを決定。
名古屋へは1泊2日で行く。初日は19:00~の忘年会以外に予定はない。
これはランチタイムのポテンシャルを計るにはもってこいだ。
着替えなどをパッキングし、ランチタイム後半、昼休みラッシュを終えて気が抜けているだろうタイミングを狙って潜入しようと思う。
13:00到着を狙って入店し、広い店内を見渡す。
カウンターに2人、テーブル席は4席ほど埋まっている。
座った瞬間に目の前にコレである。
服装を見ても仕事の人間もいるが、オフに家族と来店している率が高いと推察する。
厨房には3人のコック服の姿を確認、誰がトップかは判断しかねるが年季の入ったスタッフが手際よく調理をしながらも笑顔で会話をしている。笑顔から余裕を感じ取れる。
ホールにも3人確認。例のショッキングピンクのウェアに身を包んだスタッフが足早にサーブしたり、片付けを行っている。なかなかの手練れだと判断し、警戒態勢に入る。
ショッキングピンクレディ1号にカウンターに案内され、メニュー表を見る。
ランチメニュー、定食メニューともに豊富。メニューに写真がないのが残念だったが、1枚のシートに収めるには文字情報として掲載するほかなかったのであろう。次回更新時に期待する。
夜に飲み会が控えているので、ある程度に抑えなければならない。
とはいえ、チャーハンだけでは寂しい。
いつもの王将では、チャーハンとニラレバ炒めがデフォルトだが、翌日の昼に焼肉ランチが設定されていたことを思い出して、肉は回避。
したつもりだったが「じじ炒飯+若鳥のから揚げ3個」の執拗な攻撃を受け、コヴァは被弾。
ショッキングピンクレディ2号を呼び止めて「14番」(メニュー番号)を伝えて、再度店内の模様を捜査する。
さすがにコック服3、ピンク3の6対1では分が悪い。
店内を忙しく飛び回るショッキングピンクレディ軍団は連携がすごい。
手慣れた手つきで水のピッチャーを交換する様は、まるで戦場でのマガジンリロードを彷彿させる。
ランチタイムの提供にしてはやや時間がかかりすぎではないか?と感じた。
ランチタイムは戦争であり、コンマ1秒を競う戦いである。
だが、理由はすぐにわかり、コヴァは目を疑ったのである。
ランチでセットに付いてくる唐揚げは、一口サイズのこぶりなものが多い。
だが、チャーハンじじいの唐揚げはカプセルトイのカプセルくらいの大きさ、そう、デカかったのである。
このサイズならば揚げるのに時間がかかるのも仕方ない。
チャーハンの色は薄め、かまぼこの入った昭和大衆食堂スタイル。
スープは溶き卵のみのシンプルなスープ。
油ものを食べる前にまずはキャベツ。
そして唐揚げを一口。
思った以上のジューシーさ、そしてこのサイズ感なのに柔らかく揚がっている。
下味はほとんどつけていないのか、鶏と衣の味がシンプルに口に広がっていく。
アツアツの唐揚げを頬張り、少し顔をあげると「おいちい食方」が再び目に入る。
そうだ、じじいは二口目は塩をつけろという指示を私に課していた。
小皿で出された塩に唐揚げをつけて、再度ほおばった瞬間に周りを見渡した。
シンプルすぎる唐揚げは、塩を付けた瞬間に鶏肉が持っているすべての武器を持ち出し、私に襲いかかってきた。
「うますぎる」
思わず口からこぼれた言葉はとてもシンプルだった。
それと同時に3個しか頼まなかったことを後悔したが、夜には夜の飲み会があるために食べ過ぎることは禁物である。
1個半ほど唐揚げを食べて、私はある重大なことに気づいた。
「私はここに、チャーハンを食べに来たはずでは・・・?」
慌ててチャーハンを一口ほおばる。
無類のチャーハン好きで名を馳せてきたコヴァが、久しぶりにランキングの交代を脳内で指示する。
色が薄く、ソースや醤油での味付けはほぼ皆無なのは想像に難しくない。
薄味かと思いきや、これはうま味調味料系の味付けメインのやつだ。
油多めで焦がしの香ばしい系でもなく、薄味だがしっかり味のある昭和ジャンク系の味。
「かまぼこが入ってるところのチャーハン間違いない説」は97%くらいの正答率を誇ることはご存知かと思う。
そして、チャーハンの基本である「米」の炊き方が抜群である。
少し固めの炊きあがりに、卵や具材の水分と油分が相まってもっとも食べやすい硬さに。
一気に半分くらい食べ進めて、半分だけ残した唐揚げの存在を思い出す。
チャーハンじじい、計算され尽くしているぞ、このセット。
折返しの後半戦は、口内に意識を全集中して味わいつつも一気に完食。
食べ終わりに一息ついて、眼の前に会った小さなポップに気づく。
食べロック・・・?
ぜひ、もらギャ~?
奥が深すぎてもうなにがなんだかわかんない。
ピーク時を過ぎたとはいえ、まだまだランチタイム。
あまり長居するのもポリシーに反するので、退店することに。
レジの横に、チェックしていたキーホルダーがある、1個200円。
使用、鑑賞、保管、で3つ買うのはヲタクの基本。
自分史上1、2を争うチャーハンじじい、名古屋へ行くときの鉄板が確定した瞬間である。
おまけ
夜は夜とて飲み会。忘年会(昨日に続き2回目)
今回は参加してくれたメンバーのリクエストで「おでん」がメイン。
ここのおでんもヤバかった・・・大根がこんなに厚いのにこんなにしゅんでるなんて・・・
自家製カタラーナも激烈美味かったです。
翌日は焼肉ランチして、そのあとコーヒー飲みに行って・・・
大好きな硬いプリンに出会えてご満悦。
この名古屋が、年内の遠征ラストになります。
大阪は遠征というほどでもないので、まだまだ通うはず。
もっと定期的にブログ更新できるようにネタ増やさんと・・・
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