9月に開始して以来、2週間ただただ自分の「好き」なものを書いてきました。
リハビリ期間で30日間ノンストップで更新しようと思い、2週間が過ぎました。
今日は一区切りとして、一番好きなものを熱量込めて書かせて頂こうと思います。
人が全ての原点。
なにかにつけ、人と関わるのが好きな人生です。
ぼっちも好きなのに、みんなとも関わりたい。
でも、たくさんの人の中に入ると変に気を使って疲れちゃう。
仲良くなったり、裏切られたり、ケンカしたり、仲直りしたり、いろいろあるけどやっぱり「人が好き」っていうことは変わらなかったんです。
追い込まれてしんどいときもありました。
フラれて落ち込むこともありました。
助けてもらって感激したこともありました。
手伝いをして喜ばれたこともありました。
全部「人」がいたから成立するし、「人」がいるから起きたことだし。
20才の時、当時の職場での度を超えたパワハラに端を発した複雑な人間関係が辛くなり、職場を辞めました。
それでも心には穴が開いていて、日本を飛び出して日本語の聞こえない環境へ。
たどり着いた海外で、自分の甘さに気づいたのも、やはり「人」でした。
どれだけ泣かされても、裏切られても、なぜか人を信用してしまう。
もう誰も信じてやるもんか、と思っても手を出されたら力を貸してしまう。
同じことを何度も繰り返し、同じ失敗を何度もしたけど、同じところに立ち返ってきてしまいます。
「あぁ、自分は人が好きなんだ」
どれだけ痛い目を見ても、失敗することが目に見えていても、同じところに帰ってくる。
なぜそうなるかをずっと考えて、考えて、たどりついた結果が「人が好き」だということ。
接客業でしんどくなって、吃音が出たり、変な汗が出たり、苦しい時期もあったけど。
板挟みになって、本当に辛い時期もあったけど、やっぱり接客業が好きだった。
ただただ仕事が好きだと思ってた。「人と関わる仕事」が好きなんだって思ってた。
10数年たって、ふとしたときに漏れた「僕は人が好きなんです」という言葉。
自分から出た言葉なのに、自分でびっくりしました。
そして、その言葉をきっかけに僕に好意を向けてくれる人たちが増えていく。
接客業は好きだけど、もっともっと本質的なところで「人が好き」なんだって自分で気づけたのは本当に大きな財産です。
この気持ちに気づかなかったら、相変わらず人との関係に苦しみながらも人に依存するような、いびつな生き方をしていたんじゃないかと思う。
もう、怖くない。
自分の中で、自分の気持ちに気付けたとき、何かが変わりました。
パチンと音を立てたわけでも、スイッチがカチッと入ったわけでもないけれど、ぼんやりだけど向こうが見えていた空を覆う雲がすぅーっと引いていく感じ。
決して見えなかったわけじゃない。なんなら他の人よりも見えていた景色。
それが完全なるクリア、くもりのない青だけの世界になる瞬間。
それから、人と話すこと、気持ちを考えることが怖くなくなった。
起きたら起きたときだし、そもそも人の気持ちなんてコントロールできるものでもない。
ウェットだった人間関係がドライになったわけじゃなくって、ウェットなままで境界線を引いたといえばわかりやすいかな。
好きな人からはいいところを。
苦手な人からもいいところを。
苦手な人でも、凶悪犯でも、頭の天辺まで足先から苦手だったり悪いわけじゃないから。
1つでも2つでも、いいところはあるはず。少なく、見えにくいところにあるかもしれないけれど。
そう考えると、嫌いな人がグッと少なくなった。
いなくなったわけじゃないけど、前よりも嫌いな人が格段に減った。
あれこれ書いたけど、本当にこの一言に全部詰まってる。
これ以上でもこれ以下でもない。本当にこの一言に詰まってる。
「人が好き」
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